お知らせ&コラム

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コラム

何かあった時に相談できる歯科医院

自分で口の中の、

歯や歯ぐきだけでなく、舌とか粘膜の違和感・異変に

気がつくことはあると思います。

 

それが何なのかわからなくて不安だからといって

ネットで調べたりしても,

知り合いの専門家に立ち話や雑談がてら聞いたとしても、

不安は無くなりません。

 

ちゃんと診ないとなんとも言えないからです

 

 

ここ最近、報道の影響もあり、

ご心配される方が少なくありませんでした。

 

 

私は卒後の短い期間ではありますが

口腔外科だったので、

悪性腫瘍にも携わる機会があったり、

 

12時間にも及ぶ

頚部郭清術に立ち会い、その後の経過まで

診させていただく、

という貴重な経験をさせていただいたことがあります。

 

大学病院に来られる経緯は

一般開業医で診察時にたまたま見つかったから

というものが多いです。

 

 

今は、私は、粘膜病変を見ても

あくまでもその様相の特徴からの「疑い」病名の判断であり、

病理組織検査をしてどうなのか、というのまでは

もちろん確定できません。

 

 

悪性のものか、そうでないのか、

適切な治療を行う上で自分で説明できないものは、

 

大学病院などの精密な検査機関があるところに

ご紹介し、詳しく診ていただく必要がありますし

判断の上で、必要であればその対応方法をご相談した方がいいです。

 

もしくは、悪性のものであるということを否定するためにも

検査を受けることは意義のあることです。

 

むしろ、それが一般開業医としての役目だと思います。

 

私は昨年の秋、ご来院中の方で経験しました。

 

大学病院にご紹介した結果、

比較的初期のステージのものでした。

 

適切な対処を受けることができ、

現在もご来院いただいております。

 

少ないことですが、可能性としては「ある」ということです。

 

 

だから、何か自分で自覚した時に

すぐに相談できる、見てもらえる

一緒にこれからどうしようか、と話せる町医者の役割は重要だと思っています。

 

そして、自分の見る目も、見落とさない目も

もっと養っていく必要があります。

 

様子を見る、というのは何もしないということ。

 

同時に、相談することで何かできる、前に進むということを

知っておいていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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